連載 アーキテクチャー 保健・医療・福祉 第213回
がん・感染症センター都立駒込病院
尾崎 亮一
1
1株式会社 山下設計 東京本社 第1設計部
pp.837-843
発行日 2012年10月1日
Published Date 2012/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541102382
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■がん・感染症医療の拠点
本プロジェクトは,東京都が進めている都立病院再編整備の一環として平成17(2005)年度に東京都病院経営本部が特定事業として選定したPFI(Private Finance Initiative)事業「がん・感染症医療センター(仮称)整備運営事業」に基づき,がん・感染症医療の拠点とすべく都立駒込病院の全面改修を行うものである.
具体的にはストック活用の観点から謳われているスケルトン・インフィルの概念に沿い,約70,000m2という大規模な病院のスケルトン(躯体)に耐震補強を施して活用し,インフィル(内外装,設備)を新しくする「全面的な改修工事」を「病院の運営を休止することなく行う」というこれまでに類のない試みである.
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