連載 病院への政策金融 事業仕分けと東日本大震災を通して・3〔最終回〕
大震災からの復旧・復興のために政策金融が果たす役割
岩野 正史
1
1独立行政法人国立国際医療研究センター
pp.62-63
発行日 2012年1月1日
Published Date 2012/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541102183
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■震災直後の福祉医療機構の対応
昨年3月11日に発生した東日本大震災により,被災地域の医療機関には甚大な被害が生じた.特に岩手,宮城,福島の東北3県においては,380病院中全壊が10病院,一部損壊が290病院,計300病院が何らかの被害を受けている(厚生労働省医政局2011年7月11日時点まとめ).
被災地域の医療機能の維持・回復は住民の生命・健康に関わる最重要事項であるため,独立行政法人福祉医療機構も被災者に対する金融支援の面で,発災直後から今日に至るまで様々な対策を講じてきた.
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