連載 医療ソーシャルワーカーの働きを検証する・55
国保資格証問題と受療権を守るMSWの役割
山地 恭子
1
1広島共立病院 相談室
pp.224-227
発行日 2011年3月1日
Published Date 2011/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101917
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
地域には病院へ行けない人たちが多く存在する.これは自己責任論で片づけられる問題ではなく,社会的要因が大きい.私たちMSWは,患者の受療権を守ることを第一義的な役割として存在している.国民健康保険被保険者に対する資格者証発行問題を通して,MSWが院内から積極的に地域に出て,多機関・多職種との連携を進めることが,受療権を守る取り組みとなっていることを報告する.
Copyright © 2011, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.