連載 アーキテクチャー 保健・医療・福祉 第183回
英国の医療福祉アーキテクチャーの動向
長澤 泰
1
,
岩谷 純子
2
1工学院大学
2王立英国建築家協会(RIBA)
pp.305-312
発行日 2010年4月1日
Published Date 2010/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101678
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
日英修好通商条約が締結されてから150周年を迎えて,2008年から2009年にかけて日英両国ではいろいろな記念事業が行われた.その一環として2009年9月初旬に在英日本国大使館で医療福祉建築に関するシンポジウムが開催された.これは,王立英国建築家協会・医療福祉建築家グループ(RIBA/AfH)と日本医療福祉建築協会(JIHa)との共催であったが,これにからめて2009年度JIHa海外医療福祉建築研修を英国のベルファーストとロンドンを中心に実施した.
今回はいわゆる一般急性期病院ではなく,それらの周辺の医療福祉サービスを見たいという日本からの要請に,英国側が全面的に対応してくれた.最近の英国の医療福祉施設を見る機会を得たので,本稿では,その一端を紹介したい.
Copyright © 2010, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.