新・病院建築・18 対談
英国における病棟設計の変遷
伊藤 誠
1
,
長澤 泰
2
1千葉大学建築学科
2厚生省病院管理研究所
pp.517-524
発行日 1979年6月1日
Published Date 1979/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206895
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
伊藤イギリスの病院建築が着実な積み重ねを続けてきていることは既に広く知られていますが,きょうはそのうち特に病棟の設計に問題をしぼってお話をうかがいたいと思います.長澤さんは,イギリスでみっちり病院建築の勉強をされてきたわけですが,まずはじめに自己紹介をかねて,イギリスのどこでどういう勉強をされてこられたか,ざっと話してください.
長澤私は1977年8月から1年4か月にわたり,北ロンドン工科大学の医療施設研究部に籍をおいて,病院を中心に,医療施設の研究をしてきました.長いと思っていましたらあっという間で,その最後の頃,伊藤先生がこられた機会にいくつかの病院を見ることができたわけで,大変うれしく思っています.
Copyright © 1979, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.