海外だより
英国における神経病理学界点描—人とその動向
向井 紀二
1
1日本神経病理,病理,組織化学会
1Neuropath. Laboratory, Inst. Biol. & Med. Sciences
pp.733-735
発行日 1967年7月1日
Published Date 1967/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406202249
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筆者はMontreal (Canada)とBoston (U.S.A.)の両国にまたがる研究生活に日々追いまくられている状況である。Bostonについてはすでに畠中氏が詳細に紹介されているので,折をみてCanada医学界についてお知らせしたいが,今回はまず本家の英国神経病理学界をとりあげることにした。
本誌(18巻12号)で大河原博士がくわしく報じられたように,英国での学会はすべて会員登録制で一般には公開されない。その演題数は2日間で20題内外,および示説数題である。このほかに,神経病理学会ではinformal casesとして,いわゆる稀有例の短い報告と論議が含まれている。
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