連載 医療ソーシャルワーカーの働きを検証する・42
MSWの地域活動―社会福祉専門職団体との協働
樋口 美智子
1
1地方独立行政法人 那覇市立病院 総合相談センター
pp.134-137
発行日 2010年2月1日
Published Date 2010/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101635
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MSWは,患者・家族の多様なニーズに応え,個別の支援を主たる業務とする.また,医療機能の分化に伴い,院内外における連携やコーディネート機能に対する役割への期待も大きい.一方,度重なる制度改正に,医療・介護現場は翻弄され,その問題や矛盾は,患者・家族にしわ寄せがいっている.しかし,患者の人権と自己決定を保障し,患者の立場に立って支援するMSWが,その機能を十分果たせない現状もある.
このような中で,沖縄県内では,社会福祉専門職団体が協働し,社会福祉に関する問題解決や啓蒙,ソーシャルワーカーの社会的認知と資質向上を目的に活動を行っている.本稿では,社会福祉専門職団体と協働してのMSWの地域活動の意義と課題について考える.
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