特集 拡大する医療・介護需要
亜急性入院医療とは―「地域連携病院」の概念
猪口 雄二
1,2
1医療法人財団寿康会 寿康会病院
2全日本病院協会
キーワード:
亜急性入院医療
,
亜急性期入院医療
,
地域連携病院
,
地域一般病棟
Keyword:
亜急性入院医療
,
亜急性期入院医療
,
地域連携病院
,
地域一般病棟
pp.22-25
発行日 2010年1月1日
Published Date 2010/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101611
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日本は今後高齢化が進み,高齢者が増加し続ける.そして,医療・介護の需要が増大することは明らかである.もちろん,医療・介護を含む社会保障費の増加という大問題があり,また少子化による医療関係者・介護職等の不足に対する手当ても考えなければならない.
平成20年11月に発表された「社会保障国民会議・最終報告書」には,このことが明示されており,医療・介護費用のシミュレーションが行われている.代表的な2025年におけるB2シナリオを見ると,表1のごとく,急性期は67万床(平均病床稼働率70%で約47万人/日),そして亜急性期・回復期44万床(平均病床稼働率90%で約40万人/日)とされ,ここまでが急性期に分類されている.ここまでが急性期病床とされている.
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