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特集 医療的ケア児の笑顔を支える
学校で働く看護師の現状と課題
Current situation and challenges of nurses working in school
植田 陽子
1,2
Yoko Ueda
1,2
1医療法人財団はるたか会
2医療法人財団はるたか会 Nurse Fightプロジェクト
pp.105-111
発行日 2024年2月15日
Published Date 2024/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203676
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Key Questions
Q1:学校で働く看護師とは?
Q2:学校で働く看護師の役割は?
Q3:学校内外での多職種連携とは?
はじめに
ひと口に「学校で働く看護師」といっても,「学校」には特別支援学校だけでなく,小学校や中学校,あるいは幼稚園や高等学校もある.看護師が働く学校の規模もさまざまで,全児童生徒数が多い学校もあれば,当然少人数の学校もある.さらには,人口が多く地域資源が豊富な都市部にある学校もあれば,へき地や離島にある学校もあり,看護師が働いている学校の環境はさまざまである.
看護師は「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」(以下,「医療的ケア児支援法」)1)の施行以前から,学校を職場として働いているにもかかわらず,実際に看護師が学校の中でどういった業務を行い,どのような役割を果たしているのか,医療職の間でも十分に知られていない.
まずは学校で働く看護師についてその概要を述べるとともに,学校で働く看護師の現状と課題,さらには今後の展望について考えたい.
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