特集 事務職員の採用とキャリア形成
自治体立病院における事務職の採用と養成―筆者の体験から
接待 隆敏
1,2
1茨城県立中央病院 事務局
2茨城県立中央病院 医事課
pp.220-223
発行日 2008年3月1日
Published Date 2008/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101138
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筆者は,1945年生まれの62歳,地方公務員として約40年間務めた.自治体の職員は,3~5年で他部署に異動することが多い.しかし,筆者は,最初の職場として当時の新採用の登竜門であった税務課に13年間勤務した後,14年間+14年間(間に1年間観光課に配属)の計28年間もの期間にわたって,青森県八戸市立市民病院に勤務した.そして2006年3月に定年退職した後,民間病院(八戸シルバー病院)を1年経験し,2007年3月より茨城県立中央病院に勤務している.
病院での業務は,自治体の他の事務とはまったく違う特殊な世界である.専門性を必要とし,時には医学的知識も必要となってくる.筆者は,点数表解釈本1冊を支えとして,長年いろいろ悩み苦しみ励まされながら,前向きにやりがいをもって病院事務の仕事に取り組んできた.本稿では,そうした体験を踏まえて,自治体立病院における事務職の採用と養成の事例についてご紹介したい.
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