特集 自立できるか自治体立病院
【てい談】自治体立病院の将来展望は開けるか
岸野 文一郎
1
,
川合 弘毅
2
,
池上 直己
3
1りんくう総合医療センター(市立泉佐野病院)
2医療法人若弘会
3慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室
pp.208-215
発行日 2003年3月1日
Published Date 2003/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100574
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池上(司会) 本日は,てい談「自治体立病院の将来展望は開けるか」に,自治体立病院の立場で岸野先生に,民間病院の立場で川合先生にお越しいただきました.それでは,自己紹介を兼ねて,まず岸野先生に病院長に就任されるまでの経緯,特に管理者としてマネジメントにかかわってきた経緯についてお話いただきたいと思います.
マネジメントとの出合い
岸野 私は昭和37年に大阪大学医学部を卒業して第二内科に入局しました.昭和56年に内科部長として住友病院に赴任し,平成6年まで務めました.市立泉佐野病院を建て替えるということで,現総長の藤田毅先生に請われて平成6年7月に当院の副院長となり,平成7年の4月に院長に就任しました.このように,医療の現場に長くいたので,経営的な経験があるのは平成6年からです.
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