特集 自立できるか自治体立病院
自治体立病院―自立への動き―埼玉県立病院の場合
長 隆
1
1総務省地方公営企業アドバイザー
pp.198-202
発行日 2003年3月1日
Published Date 2003/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100572
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本特集のテーマは「自立できるか自治体立病院」である.長年総務省の地方公営企業(病院)経営アドバイザーの仕事をしてきた筆者は,北は根室市立病院から南は九州の小林市民病院まで,たくさんの病院に赴いて,経営改善のアドバイスをしてきた.その中で最近力を入れたのが,埼玉県立病院の改革である.筆者自身が埼玉県立病院改革推進委員会の委員となり,関係者に必要な助言や指導を行う職務に従事させていただいた.埼玉県立病院改革の成功は,平成13年度決算で,平成12年度と比べ医業収支で15億8千万円の改善をみたことで示されている.
以下に埼玉県立病院が地方公営企業法の全部を適用した経緯や病院改革の実際の動きを紹介し,最近の埼玉県以外の状況にも触れる.
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