特集 あなたのまちに地震が来たら? 2度の震災を乗り越えた新潟に学ぶ震災対応
新潟県中越沖地震:現地での実際
派遣チームの役割
山田 幸世
1
,
荒木 淳子
2
,
後藤 清乃
3
,
津田 早百合
4
1群馬県健康福祉部医務課看護グループ
2太田保健福祉事務所
3藤岡保健福祉事務所
4中之条保健福祉事務所
pp.334-339
発行日 2008年4月10日
Published Date 2008/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100967
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新潟県に隣接し,被災4日後から現地入りした群馬県の派遣体制と活動の実際を報告する。3年前の中越大震災の派遣経験から,保健活動のための公用車やノートパソコンなどを手配し,機動力の確保に努めた。前派遣の際の資料などは大いに有用であった。
現地へ派遣された保健師の活動は,復興が進むにつれ変化していった。当初は特定避難所での活動が中心であったが,やがて複数の避難所を巡回し,家庭訪問を行うこととなり,最終的には仮設住宅での支援となった。
今回の活動での経験を活かしマニュアルを充実させるなど,今後へつなげていきたい。
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