特集 公私の役割分担とイコール・フッティング
【座談会】医療における公正な競争とはどうあるべきか
小山田 惠
1
,
佐々 英達
2
,
冨岡 悟
3
,
河北 博文
4
Kei Koyamada
1
,
Hidetatsu Sassa
2
,
Satoru Tomioka
3
,
Hirobumi Kawakita
4
1社団法人全国自治体病院協議会
2社団法人全日本病院協会,特別医療法人社団時正会 佐々総合病院
3厚生労働省健康局国立病院部
4医療法人財団河北総合病院
pp.110-116
発行日 2004年2月1日
Published Date 2004/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100759
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国立病院や自治体病院,大学医学部附属病院等の独立行政法人化が控えるなど,公立の医療機関が自立した運営に転換する方向にある.公的医療機関はその開設趣旨から公的資金の投入や税制面での優遇がなされてきた.これらの機関が経営重視の運営を行うようになった場合,民間病院の運営に多大な影響を及ぼすことが考えられる.同じ医療を提供するのであれば,開設主体が何であるかを問わず,経営・運営面での存立基盤を同一に整えること,すなわち イコール・フッティング" が不可欠ではなかろうか.
本座談会では,国立病院,自治体病院,民間病院を代表する3名の方を迎えて,それぞれの病院の役割やあり方,公正な競争について議論いただいた.
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