グラフ
地域全体を一つの病院として―山武医療圏の医療のレベルアップを支える自治体立病院 千葉県立東金病院
pp.713-718
発行日 2003年9月1日
Published Date 2003/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100674
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千葉県立東金病院の所属する山武医療圏は1市8町村からなり,房総半島の九十九里浜沿いのほぼ中央に位置する.医療圏内の人口は約20万人であるが,最近は首都圏へ通うサラリーマン世帯が増え,増加傾向にある.当院は県下で最初の県立病院として1953(昭和23)年に開設されて以来,山武医療圏での地域中核病院の役割を担ってきた.
最近,当院の「わかしお医療ネットワーク」や「女性専用外来の開設」などの取り組みがマスコミや学会発表などで取り上げられているので,その名に聞き覚えのある読者も多いだろう.今回の取材を通し,それらの試みが,しっかりとしたヒューマンネットワークに支えられ,これからの地域医療の胎動を感じ取ることができた.昨今,取り沙汰されている自治体立病院のあり方を示唆してくれるかもしれない.
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