研究と報告【投稿】
特定機能病院における在宅療養支援 末期乳がん患者の退院支援からの検討
井上 智子
1
,
坂藤 昌子
2
,
東村 昌代
3
,
福岡 富子
3
,
阿曽 洋子
4
,
葉山 有香
1
1大阪府立大学看護学部
2大阪大学医学部附属病院保健医療福祉ネットワーク部
3大阪大学医学部附属病院
4大阪大学医学部保健学科
pp.235-239
発行日 2007年3月1日
Published Date 2007/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100298
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病院の機能分化,在宅医療の推進という医療政策の大きな流れの中,高度先端医療や地域の中核的な医療を担う病院においては,医療連携・地域連携を推進する専門部署を設け,入院患者が円滑に在宅療養へと移行できるように支援を行っている.
大阪大学医学部附属病院(以下,当院)でも,2002年4月に保健医療福祉ネットワーク部(以下,ネットワーク部)を設置し1),医療福祉相談を開始するとともに,患者が退院後も適切な場で療養が続けられるよう退院支援を行っている.今回,末期乳がん患者の退院支援の実際から,在宅医療を推進するうえでの課題と方策を検討したので紹介する.
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