連載 病院ファイナンスの現状・7
―間接金融(2)短期資金調達 2―銀行からの具体的借入方法と知っておくべきポイント
福永 肇
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1国際医療福祉大学医療福祉学部医療経営管理学科
pp.236-239
発行日 2005年3月1日
Published Date 2005/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100260
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2月号では病院の短期資金調達の概要について説明しました.今月号では,病院が実際に金融機関から短期資金調達を行う場合の具体的な事務手続き・方法・ポイントを解説いたします.お金を借りるとは,具体的にはどのように手続きをするのでしょうか.
Q1 民間金融機関にはどんなものがありますか?
民間金融機関には普通銀行(都市銀行,地方銀行,第二地方銀行),長期金融機関(信託銀行等),中小金融機関(信用金庫,信用組合),保険会社(生命保険,損害保険),その他(リース,証券会社,ノンバンク,他)があります.また政府系金融機関や地方自治体から間接金融を受けることもあります.
病院は民間金融機関の中から取引金融機関を選択し,メインとなる銀行または信用金庫・信用組合に保険診療報酬の振込口座注1) を指定することになります.
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