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当院の沿革と実績
当院は,京都市山科区(人口約137,000人)の名神京都東インターのごく近くに位置している.開設は1980年なので,比較的新興であるが,急性期を中心に回復期から慢性期まで一貫した医療を提供する地域の中核病院である.
病床は698床であり,一般病床478床(ICU/CCU12床を含む)と慢性期病床220床(医療療養型病床60床,介護療養型病床50床,回復期リハ病床50床,老人性痴呆疾患病床60床)から成っている.手術室は10室ある.いわば大型のケア・ミックス病院といえる.
なお,当院を含め2つの病院・6つのクリニック・数多くの介護施設・その他いくつかの医療関連部門で構成される洛和会ヘルスケアシステムの一翼を担っている.
1985年には洛和会京都看護学校を開設しているが,医師臨床研修病院指定は1997年,歯科医師臨床研修病院指定は1999年となっている.
昨年開始の新医師臨床研修制度の下では,初期研修の場は大学附属病院から地域一般研修病院へ大幅に移ると予想したので,当院でもやや多めの研修医を採るようにした.
2005年8月当初現在,2年次16名,1年次14名の研修医(医科)がいるが,その他にもシニア・レジデント(3~5年次)が15名,歯科・口腔外科レジデント(1~3年次)が6名いる.一方,指導する側のスタッフは,歯科・口腔外科医12名(うち歯科麻酔医4名)を含め116名であり,常勤医全体で167名のかなり大きな所帯になっている.非常勤医も71名と多い.
副院長や所長や部長といった幹部級医師の人事は,大学絡みやその関連である場合がほとんどだが,ヘッドハンティングによる者が少しずつ増えてきている.
関連大学は,土地柄,京都大学医学部であることが最も多く,ついで京都府立医大となっているが,その他の近隣大学もいくつか含まれる.スタッフにはフリー採用の者も多く,研修医に学閥色は一切ない.
2004年度(2004年4月~2005年3月)の入院患者数は8,580名,救急車搬入件数は3,833件,手術件数は3,366件,うち全身麻酔件数1,898件となっており,漸増している現状である.一般病床の平均在院日数は,約13日となっている.
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