特集 経営陣の一翼としての看護部長
看護管理者に対する医療経営教育のあり方
松下 博宣
1,2
1株式会社ケアブレインズ
2ケアブレインズ・マネジメントスクール
pp.390-394
発行日 2005年5月1日
Published Date 2005/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100007
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従来の専門学校,看護大学での看護教育は臨床知識,技術が中心であり,看護教育の体系の中に「経営」や「マネジメント」が入っていない.なぜそうなのか? 答えは,従来看護の現場には経営やマネジメントが要請されて来なかったからである.単純明確である.
しかし,今日の医療・看護の現場では経営やマネジメントに四苦八苦して対応しているのが現状である.平均在院日数の短縮,病床稼働率の維持・向上,入退院管理,クリティカルパスの導入,目標管理の定着,電子カルテの導入,リスクマネジメント・システムの高度化,訴訟対応などの課題はいずれもが経営とマネジメントの課題と表裏一体だ.
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