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特集 医療技術者教育
作業療法教育の現状と展望
Education of Medical and Co-medical Professions: Present State and Perspective of Occupational Therapy Education
鷲田 孝保
1
Takayasu WASHIDA
1
1群馬大学医療技術短期大学部
1College of Medical Care and Technology, Gunma University.
pp.222-228
発行日 1988年4月15日
Published Date 1988/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518104001
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Ⅰ.初めに
日本における作業療法士の教育は,その資格と業務を定めた「理学療法士及び作業療法士法」(1965年6月29日法律第137号),作業療法士の養成施設の指定を定めた「理学療法士作業療法士養成施設指定規則」(1966年3月31日文・厚令3号).さらに具体的な運用基準(教員に関する事項,生徒に関する事項,教室および実習室などに関する事項,教育上必要な機械器具などに関する事項,実習施設に関する事項,各教科科目の内容)を定めた「理学療法士及び作業療法士養成施設指導要領について」(1966年9月14日厚第1099号,各都道府県知事宛,厚生省医務局長通知)に基づいている.
これまで幾度かの小改訂がなされてきたが,もはや時代の要請に対応できなくなり,(社)日本作業療法士協会は,医療関係者審議会理学療法士作業療法士部会に対して教育内容の見直しに関する「要望書」(1984年7月11日)1)を提出し,これを契機に現在,作業療法士教育カリキュラムの抜本的な改正が検討されている.
ここでは作業療法士教育の現状と課題を分析し,今後の展望について私見を述べる.
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