あんてな
吉備高原総合リハビリテーションセンターの概要―医療リハビリテーション部門を中心として
労働福祉事業団広報室
pp.52
発行日 1988年1月15日
Published Date 1988/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103952
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1.吉備高原総合リハビリテーションセンター設置の目的および経緯
近年,災害の発生は減少の傾向にあるものの,産業の高度化に伴い一段と複雑化,重篤化する傾向にある.特に,外傷性脊髄損傷,頭部外傷,職業性中毒などによる中枢麻痺障害者の中には,一貫したリハビリテーションを受ければ社会復帰が可能であるにもかかわらず,現在,その機会に恵まれず,社会復帰から取り残されている者が少なからずいる実情にある.
一方,身体障害者の雇用状況をみると,最近,中・軽度の障害者の雇用は改善されてきているものの,重度障害者については未だ不充分であり今後は,重度障者の雇用対策の充実が強く求められている.
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