建築と設備・50
吉備高原総合リハビリテーションセンター
伊部 宏
1
Hiroshi IBE
1
1日建設計・東京設計部
pp.507-512
発行日 1990年6月1日
Published Date 1990/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900662
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■「保健福祉のむら」の中核施設として
人と自然のふれあう21世紀の新しいまちづくりとして,岡山市北部の丘陵地に着々と整備が進められている吉備高原都市一.その中の「保健福祉のむら」の中核施設として,吉備高原総合リハビリテーションセンターは労働省を設置主体に,1987年6月建設,完成をみた.
吉備高原都市内には当時すでに福祉型工場や居住施設と合わせて授産所などが活発な活動を展開しており,このセンターの完成を機に“人間尊重,福祉優先”を基本理念として1995年に人口3万人を目標とする新都市の中で,健常者と障害者が生活空間を共有し,地域住民とのふれ合いの中で社会復帰を目指す理想的な環境づくりが行われている.
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