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特集 寒冷地におけるリハビリテーション
寒冷地におけるリハビリテーションの特殊性
Charactaristics of Rehabilitation in Cold and Snowy Region
福田 道隆
1
,
香川 幸次郎
2
Michitaka FUKUDA
1
,
Koujiro KAGAWA
2
1弘前大学医学部附属脳卒中研究施設リハビリテーション部門
2弘前大学医療技術短期大学部理学療法学科
1Department of Rehabilitation Medicine, Institute of Cerebrovasculr Diseases, Hirosaki University School of Medicine.
2Department of Physical Therapy, Hirosaki University School of Allied Medical Sciences.
pp.782-787
発行日 1987年12月15日
Published Date 1987/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103914
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Ⅰ.初めに
近年寒冷と環境の問題に対する関心が高まってきた.1986年札幌で開催された第2回寒地技術シンポジウムの関連研究の分野として,寒さと暮らし,冬と遊び,雪と街づくり,冬と交通・通信,寒地における農・林・水産,寒さとエネルギー,雪と応用技術,寒地と環境,氷と構造物,などに関する広範囲な研究が取り上げられている.
リハビリテーション医学領域では,治療上利用される局所温冷に対する組織反応の研究や脊髄損傷患者の体温調節機構障害の研究,すなわちうつ熱,発熱や寒冷の生体への適応性に関する研究などが行われている.
今回脳卒中,切断患者を中心に,フィールドの立場から寒冷地におけるリハビリテーションについて検討したので報告する.
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