あんてな
ILO女性障害者の社会統合調査
小島 蓉子
1
1日本女子大学
pp.622
発行日 1987年9月15日
Published Date 1987/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103863
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国連提唱の国際婦人年(1985年)と国際障害者年(1981年)とを経ても,性差による機会の不均等と社会的不利から解放され切れない女性障害者の問題に注目したILOアジア圏域プロジェクトは,“都市と農村における女性障害者の職業・社会統合”状況をフィリピン,パキスタン,マレーシア,タイ,インド,サウジアラビアおよび日本の比較調査によって明らかにしようとした.7か国比較調査のコーディネーターは,フィリピンで自助団体「段差のない家」を主宰する車いすのルビー・ゴンザレス女史である.日本調査チームは各種障害者団体を代表する女性障害者と本問題に関心をもつ研究者を組織化し調査を実施し,筆者が5月中旬に,英文183ページにわたる日本報告書を執筆してILOに提出した.
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