学会印象記
第20回日本作業療法学会印象記―理学療法士の立場から
田口 順子
1
1神奈川リハビリテーション病院
pp.648
発行日 1986年9月15日
Published Date 1986/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103643
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昭和61年6月12日,木曜日.梅雨シーズンというのに雲ひとつない晴天.午前9時15分定刻通りに開幕.オープニングコンサートが始まる.国際学会ではよくみるイベントで日本でも最近こうしたコンサートを催すところをぼつぼつ見かけるようになったが,リハ関係では恐らく今回のOT学会が初めての試みである.雨田光弘・のぶ子夫妻によるチェロとピアノの奏楽はオーケストラのような華やかさはないがサンサースの白鳥,ポッパーのハンガリー幻想曲と演奏の進むにつれて約600人の出席者の心もなごんでくるようであった.これから始まる学会に対する会員へのプレゼント序曲であった.第20回学会の総帥,寺山久美子学会長のもとに学会役員総勢24名中21名が女性という構成の中で手づくりの学会にはいたるところに心くばりが感じられた.
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