学会印象記
第20回日本作業療法学会印象記
前田 佳子
1
1虎の門病院
pp.646-647
発行日 1986年9月15日
Published Date 1986/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103642
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第20回日本作業療法学会は寺山久美子学会長のもとに,6月12,13日東京で開催された.本学会も20回を迎え,成人への節目として運営委員の方々は意欲的に準備を進められたようである.まず今まで蓄積した研究成果を集大成し,今後への発展を願って「人間科学としての作業療法学をめざして」とテーマを掲げ,更にシンポジウム「作業療法・その核を問う」を企画し,作業療法(OT)の本質に迫ろうというわけであった.
例年6月に開かれるOT学会は雨の日が多いが,今回は両日共に良い天気に恵まれ,会場の板橋区立文化会館は約900名の熱心な参加者で活気にあふれていた.
学会1日目の特別記念講演「人間科学としての作業療法学をめざして」は,日本リハビリテーション医学会会長上田敏先生とAOTA教育基金財団理事Fred Sammons先生による2題の講演があった.
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