書評
―三好春樹(生活とリハビリ研究所理学療法士)―老人の生活ケア <生活障害>への新しい看護の視点
竹内 孝仁
1
1東京医科歯科大学医学部・リハビリテーション部
pp.209
発行日 1986年3月15日
Published Date 1986/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103539
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生活の場からとらえ直した老人ケア
本書は,<生活ケア>という新しい視点から,老人の医療・看護・リハビリテーションのありかたをとらえ直した本で,老人を,どのような身体障害をもっているか,という視点からだけでなく,その身体障害によってどのような<生活障害>を来しているかという視点から,生活再建をめざすケアの理論と実践をまとめたものである.
「飢え」と「病い」は生活上の大敵である.だから医学は本来もっと生活に密着していたはずであった.
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