症例報告
血液疾患により心筋梗塞と脳梗塞を合併した症例に対する理学療法
米澤 久幸
1
,
増田 順子
1
,
恒川 俊彦
1
,
中井 ミヨ子
1
,
松岡 立哉
1
,
矢野 邦夫
1
1名古屋掖済会病院
pp.557-559
発行日 1985年8月15日
Published Date 1985/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103390
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緒言
脳血管障害,ことに脳梗塞の発症と血液凝固異常との関連につき,諸家の成績が報告されている.松田1)は,動脈血栓の発現には凝固系より血小板系が重要である可能性が高いと述べている.
今回,著者らは心筋梗塞症と脳梗塞症を合併した本態性血小板血症という比較的稀な疾患を経験し,脳血管障害の再発と心負荷という問題点で,初期の理学療法施行上,特に思慮した点を報告する.
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