プラクティカル・メモ
症状や成長に合わせて調節可能な小児用訓練椅子の試作
藤縄 理
1
1国立犀潟療養所附属リハビリテーション学院
pp.198-199
発行日 1985年3月15日
Published Date 1985/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103289
- 有料閲覧
- 文献概要
はじめに
坐位保持が困難な重症心身障害児(以下重心身児と略記)にとって,椅子は重要な器具の1つと思われるが,現在市販されている訓練椅子は,子供の症状や成長に合わせて調節するには不充分な物がほとんどである.小児施設等では個々の症例に対して,セラピストや専門業者が工夫・製作しているようであるが,一般病院や施設でこのようなサービスを行うには困難な点が多い.そこで車椅子メーカーの協力を得て,症状や成長に合わせて調節可能な訓練椅子(以下本椅子と略記)を製作し,使用しているので報告する.
Copyright © 1985, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.