FORUM フォーラム ふぉーらむ
出合い
萩原 悦子
1
1成増厚生病院
pp.572
発行日 1984年8月15日
Published Date 1984/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103140
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- 文献概要
早いもので,精神科の病院に入職して7年になる.入職した当時は,患者さんと接することが苦痛になることもあり,時計の針を気にしながら仕事をしていたような気がする.
スタッフが緊張していたのだから,患者さんも戸惑いながら参加していたのではないだろうか.その患者さん達に支えられて,やっと昨年頃から防衛がとれ,自分を出すことが出来るようになり,患者さんと接することが他の職員と接するよりも楽になり,冗談を交わしながら,まるで“井戸端会議”的雰囲気の中でグループをすすめていくことが出来るようになった.
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