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特集 急性期心肺疾患の理学療法・作業
急性期心筋梗塞の作業療法
Occupational Therapy for Acute Myocardial Infarction
児玉 俊一
1
,
小野 勝男
1
,
山本 一彰
1
Shunichi KODAMA
1
,
Katsuo ONO
1
,
Kazuaki YAMAMOTO
1
1国立別府病院
1National Beppu Hospital.
pp.164-171
発行日 1984年3月15日
Published Date 1984/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103050
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Ⅰ.「急性期」について
心筋梗塞を新しいものか旧いものかで分類すると,胸痛で発症し,心電図にST挙上所見と血清酵素活性の上昇という典型的な①急性(新鮮)心筋梗塞と,心電図にQSパターンや冠性Tを残すのみで,いわば瘢痕治癒していて自覚症に乏しい,②陳旧性心筋梗塞とがある.
この小論の「急性期」というのを①ととれば,新発症して入院,治療ののち理学・作業療法などを含むリハビリテーションを行い,退院社会復帰するまでの全経過に及ぶものとなる.この全リハビリテーションシステムについては,厚生省研究班「心疾患のリハビリテーションシステムの開発に関する研究」1)で詳しく検討されている.
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