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「老人保健法による地域リハビリテーションハンドブック」―厚生省公衆衛生局老人保健課監修,芳賀敏彦編
篠崎 直子
1
1上三川病院
pp.832
発行日 1983年12月15日
Published Date 1983/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102994
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“リハビリテーション”が日本に根付いて20年になる今日,ようやく社会一般の人々にも横文字のままで受け入れられるようになってきた.今までどちらかというと機能の回復中心であったものが,徐々に機能の維持,予防の面にまで目が向けられるようになり,また地域におけるあり方についても問われるに至った.
人口1億余の我が国において,65歳以上の老人人口の占める割合は9.3%(昭和56年現在)といわれる.急速に,しかも高度に進むと予想されるこの高齢化社会に対応し,病気の予防から治療,リハビリテーションまでの一貫した保健サービスを市町村において実施するために,昭和57年8月に“老人保健法”が制定され,この2月に実施の運びとなったことは周知のとおりである.
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