ニュース
厚生省看護課復活
A. S
pp.50-51
発行日 1963年3月1日
Published Date 1963/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611202511
- 有料閲覧
- 文献概要
38年の新春,消えていた看護の灯がともされた.この灯が,あかあかと看護界をてらすことができるかどうかは,今後の課題であるにしても厚生省に看護課が復活することは,看護行政の今後に大きな影響をおよぼすことになるであろう.
厚生省から独立課としての看護課が消え医事課の中に吸収されたのは31年3月末のことであった.中央官庁の行政機構改革,合理化の一環の中で,いくつかの課とともに,看護課も廃止され,全国の保健婦,助産婦,看護婦にとって,納得のいきかねるものであった.しかし,このことが,地方看護行政にもたらした影響は大きかった.県における看護課,看護係は,少しずつ縮少への道をたどらざるを得ない状況であった.
Copyright © 1963, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.