Japanese
English
研究と報告
重度四肢麻痺の在宅生活者における移動介助機器―リフターを中心に
Assistive Devices for Transfers of Severely Involved Quadriplegic Patients at Home: Usefulness of Lifters
坪田 貞子
1
,
伊藤 弘子
1
,
吉森 洋子
1
,
津田 のり子
1
,
待井 恵理子
2
Sadako TSUBOTA
1
,
Hiroko ITO
1
,
Yoko YOSHIMORI
1
,
Noriko TSUDA
1
,
Eriko MACHII
2
1関東労災病院
2弥生病院
1Kanto Rosai Hospital.
2Yayoi Hospital.
pp.779-787
発行日 1983年11月15日
Published Date 1983/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102973
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Ⅰ.はじめに
重度四肢麻痺患者における移動の問題は,在院中はもとより,退院して家庭復帰する際の重要な問題である.在院中はMan-powerおよび移動介助機器により解決できても(当院では病棟内で床面移動式懸吊リフター「アイシス・リフト」を使用している)退院後ねたきりになるのを理由に,いたずらに在院期間を長くしたり,施設へといったケースも多かった.過去5年間(Locked-in syndromeの症例のみ,退院後約10年を経ている)住宅相談を行う中で,移動介助機器導入を契機に家庭復帰が可能になった10症例を紹介し,主に日常生活動作(ADL)における移動介助機器を中心にその使用状況を報告する.
Copyright © 1983, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.