あんてな
リハビリテーション専門医,認定医の今後
岩倉 博光
1
1帝京大学リハビリテーション科
pp.118
発行日 1983年2月15日
Published Date 1983/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102799
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日本リハビリテーション医学会では,専門医制度に基づく第2年目の,すなわち昭和56年度の専門医として20名,認定医として44名が認定された.これによりすでに昭和55年度の「初年度経過措置」による初代の専門医18名と合わせ,82名の医師が学会によって認定されたことになる.
日本リハビリテーション医学会の専門医制度においては,このように「専門医」と「認定医」の二本立て資格が定められており,前者はリハビリテーション医学を専門とし,その全般にわたる一定水準以上の知識と経験をもつものをいい,後者は他科を専門としていて,その科に関連なもつリハビリテーションに深い知識と経験をもつものをいう.この両者は同格であって上下の関係にはない.このように二種類の資格を認める制度は他にあまり例がなく,現在わが国で認定医あるいは専門医制をもつ学会が16学会あるが,その中でも同様のものは見当らない.アメリカのリハビリテーション医学における専門医制も一本立てである.
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