特集 専門医と認定医
認定医に認定されて
古賀 良平
1
,
鈴木 恒彦
2
,
吉永 繁彦
3
,
渡辺 英夫
4
1国立療養所東京病院理学診療科
2宮城県整肢拓桃園整形外科
3国立療養所福岡東病院
4佐賀医科大学整形外科
pp.531-533
発行日 1983年7月10日
Published Date 1983/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104987
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呼吸器系のリハビリテーションに関心を持ちはじめ,この仕事の従事してから既に20年以上も経過した.しかし依然としてわが国での内部障害などこの方面のリハの立ち遅れを残念に思う.そして今,認定医に認定されて先ずやらねばならないことはより一層の啓蒙と,研修制度の確立である.
さて,欧米でも骨・神経・筋など運動器障害のリハは厳然として専門医の存在があっても,呼吸循環器系のリハはそれぞれの領域の医師によってカバーされていることが多い.その良否は別としても日本でもそうなりそうである.しかしこれからのリハの専門医を志す人は十分内部障害まで習得されることを要求されている.従ってリハ専門医の研修指導には,その専門制の高さからいっても認定医のもとで研修を積むことが好ましいように思われる.従って現在,私はリハ医研修の中で呼吸器系リハをどのように組むかに最大の努力を傾けようと思う.
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