資料
診療報酬改定について
pp.832-835
発行日 1981年9月15日
Published Date 1981/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102489
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前回改定から3年半近くも据え置かれていた診療報酬改定が,ようやく5月29日に告示され,6月1日から実施された.
今回の改定は,①人工透析における物と技術の分離を始め,新開発技術の積極的導入など,技術科の評価を重視し,②慢性疾患指導料の大幅な引上げ,対象疾患の拡大や特定疾患指導管理料の新設などプライマリー・ケア,開放型病院協同指導料の重視など地域医療推進の方向を打出したこと,③薬づけ,検査づけとして批判の強い薬剤部門,検査部門を全面的に見直し,検査料についてはオートアナライザー等に係るもので,普及しているものについては包括的な点数とし,手間のかかるものに重点的に配分を行ったこと,④保険外負担の解消のために重症者室料特別加算,重症者看護特別加算の導入を図ったこと―が大きな特色となっている.
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