Japanese
English
特集 面接技術
作業療法におけるインテーク面接―身体障害
Intake Interview in Occupational Therapy for Physical Disabilities
山口 鞆音
1
Tomone YAMAGUCHI
1
1九州リハビリテーション大学校
1Kyushu College of Rehabilitation.
pp.781-784
発行日 1981年9月15日
Published Date 1981/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102475
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はじめに
国立国語研究所の調査によれば,人は1日のうち42%はことばを話しているということである1).我々はさまざまな人間関係の中で“話す”ことの難しさを日常かんじている.リハビリテーション医療に従事する者にとって,この“話をする”ということが患者との治療関係を円滑にする上で大切な手段であると理解はしていても,苦手であるという人が案外多いようにみうける.
インテーク面接は身心ともに病める人との話し合いで,その時の対応の仕方が今後の治療関係に大きな影響を与えるといっても過言ではないと思う.筆者に与えられたテーマはOTにおけるインテーク面接であり,その対象とする領域が老人から小児までと広範囲にわたっており,乏しい知識では対応しきれないので,臨床経験を通して自分なりにやってきたこと,また感じたことなどをまとめて述べさせていただくことにする.
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