埼玉県

　県の行政

　面積3,799km²，人口約520万人の，東京に隣接する県である．人口10万人に対する医療機関の数をみても，全国平均の約1/2程度であり，特に奨学金制度もなく，東京依存度の高い当県におけるリハビリテーションの歩みは種々の面で遅れが目立つ．しかし，昭和54年に，国立身体障害者リハビリテーションセンター，および国立職業リハビリテーションセンターが県内に開設され，昭和57年2月には，県立障害福祉センター（仮称）が開設の予定になっており，埼玉県における行政上の施策としての総合的なリハビリテーション事業は，ようやく，その緒につこうとしている．