とびら
トランスファーと介助
花岡 俊行
1
1大阪府立身体障害者福祉センター
pp.589
発行日 1980年9月15日
Published Date 1980/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102219
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傷ついた象を二頭の仲間が両側からはさむようにして支え,群とともに移動している野性の姿を偶然に観察したある生態学者の記録は,驚きと強い印象を残す発見である.この行動は神秘的で,寓話風に受けとれるが,また現実の人間の社会の中で,襟を正して傾聴しなければならないような話でもある.
動物にとって動くことは生きることである.人類は進化の過程で直立二足化の移動能力を習得し,生き残るための適応を拡大してきた.
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