Japanese
English
特集 老人
施設老人に対する理学療法の現状と意義
Physical Therapy for Institutionalized Elderly Persons
宮地 敬
1
,
奥井 良子
1
,
林義 孝
2
Takashi MIYAJI
1
,
Yoshiko OKUI
1
,
Yoshitaka HAYASHI
2
1大阪市立弘済院付属病院
2大阪大学病院
1The Kosaiin Osaka Municipal Hospital.
2Central Rehabilitation Service, Osaka University Hospital
pp.467-471
発行日 1980年7月15日
Published Date 1980/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102185
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Ⅰ.はじめに
大阪市立弘済院は付属病院(定員200名),養護老人ホーム(定員350名),特別養護老人ホーム(定員300名),第1,第2救護ホーム,児童ホームをもつ総合社会福祉施設である.
収容老人は原則として老人福祉法により措置された人達である,したがって付属病院は弘済院内の各施設に収容されている人達の入院・治療を主務とし,さらに一般地域住民の外来診療も一部取り扱っている.
養護老人ホーム(以下老人ホームと略す)は老衰のため独立して日常生活を営むことのできない人を収容しているが,食事当番,掃除当番などの役目を分担する動作能力のある人達が多い.居室は和室になっていて,看護婦3名が配置されている.
特別養護老人ホーム(以下特養と略す)は身体面,または精神面の著しい欠陥のため常時の介助を必要とする人を収容している.居室はベッド生活様式になっており,看護婦8名が配置されている.
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