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特集 地域・在宅の理学療法
老人保健施設における理学療法の役割とその効果
Physical Therapy for Patients Living in the Community: Role of Physical Therapy in the Health Institution for the Aged and its Effect
柴田 ゆかり
1
,
酒向 俊治
2
Yukari SHIBATA
1
,
Shunji SAKO
2
1松波総合病院附属老人保健施設
2松波総合病院リハビリテーション科
1the Health Institution for the Aged attached to Matsunami General Hospital
2Department of Rehabilitation, Matsunami General Hospital.
pp.833-838
発行日 1991年12月15日
Published Date 1991/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103408
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Ⅰ.初めに
当松波総合病院附属老人保健施設(以下,当施設と略.)は,1988年8月に岐阜県で最初の施設として開設されて以来,要介護老人の自立,家庭復帰を目指しその支援体制の充実に努めてきた.しかし入所の長期化や家庭復帰困難,マンパワーの不足など様々な問題を抱え,その目的は十分に果たされていない.
筆者に与えられたテーマは「老人保健施設における理学療法の役割とその効果」である.しかし当施設においては効果と呼べる程の理学療法は確立されておらず,未だその可能性を探っている段階であり,効果については十分検討できていない.したがって今回は,当施設における理学療法の現状と問題点を検討し報告することで,与えられた課題消化の一助としたい.
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