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特集 教育
文部省令短大(金沢大学医療技術短期大学部)の発足
Establishment of the first Junior College for Physical Therapy & Occupational Therapy by Ministry of Education at Kanazawa University
立野 勝彦
1
Katsuhiko TACHINO
1
1金沢大学医療技術短期大学部
1School of Allied Health Profession, Kanazawa University.
pp.239-245
発行日 1980年4月15日
Published Date 1980/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102125
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はじめに
金沢大学医療技術短期大学部は,看護,診療放射および臨床検査に関する高度の知識と技術を教授研究し,合わせて豊かな教養と人格を備え,広く国民の保健,医療の向上に寄与することのできる技術者を育成することを目的とした短期大学として,昭和47年5月1日に従来からあった医学部附属看護学校,診療エックス線技師学校および衛生検査技師学校をそれぞれ看護学科,診療放射線技術学科および衛生技術学科とし,専攻科として昭和52年4月より助産学科特別専攻を設置した.短期大学として充実した中で,理学療法学科および作業療法学科の二学科を文部省として初めて昭和54年4月より開設した.リハビリテーション医学の重要な担い手である理学療法士(以下PTと略),作業療法士(以下OTと略)には,優れた技術と共に高い抽象思考能力と深い諸般の科学的知識が必要であることから,他学科と同様,人間形成を基本とした精深な基礎教育が必要であり,その上今後のPT,OTの指導的役割を果たすように教育がなされねばならないことを目標とした.当大学部が文部省に対して設置計画を提出した要旨および大学教育の必要性を簡潔に述べ,カリキュラム,建物,教官,実習のことについても記述する.
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