特集 短大路線への階梯・その1
座談会
3年制看護短大発足を語る
篠沢 公平
1
,
水野 祥太郎
2
,
徳平 滋
3
1文部省大学病院課
2大阪大学医療技術短期大学
3文部省大学課
pp.6-13
発行日 1967年5月1日
Published Date 1967/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663905810
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何が短大設立を可能にしたか
本誌 このたび初めて阪大に国立医療技術短期大学ができましたので,その新設並びに軌道をしくことにたいへんご努力をなさいました水野先生にご出席いただき,またその助産婦役をつとめられた文部省の先生方のおいでをいただきまして,その裏話ならびにこんごの方向についてお話いただきたいのですが,引き出し役は徳平先生にお願いいたします。
徳平 さっそくお話に入っていただきます。国立の短期看護大学設立の声が大きかったのですが,実現するのに長い時間がかかりました、いわば難産であったわけですが,いま国会に提出されている法案ならびに予算の中に本年度から大阪に医療技術短大が設置されることが含まれており,その短大の中に看護科ができることになりまして,念願であった国立の看護短大が今回できるということは非常に喜ばしいことで,私どももいささか関係をしておるものとして非常にうれしいわけです。この短大が生まれるいきさつといいますか,行政当局の立場ことに教育行政の立場にある文部省が一生懸命なぜやったか,また一生懸命ならざるをえなかったかについて篠沢さんかお話いただきたいと思います。
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