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特集 精神障害への理学療法・作業療法
精神障害者の身体合併症に対する作業療法について―精神分裂病に片麻痺を伴った患者に対する作業療法
Occupational Therapy for the Schizophrenic Patient with Hemiplegia
武藤 敏男
1
Toshio MUTO
1
1藍野病院
1Aino Hospital.
pp.173-175
発行日 1980年3月15日
Published Date 1980/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102107
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Ⅰ.はじめに
重複障害(精神分裂病+身体障害…片麻痺,骨折,RAなど)の患者に対する作業療法を昭和53年3月より開始し作業という手段を用いず運動療法を治療手段として利用した.重腹障害の両面すなわち精神面,身体面を並行して見ていく事が出来ず身体的アプローチに偏り勝ちになった.また作業療法士が理学療法的な事を行う困難さ(知識,技術不足)と精神分裂病症状に対処しなければならない事で二重の困難さがあった.しかし,評価の信頼性,信頼関係の重要性などいくつかの基本的な事を改めて認識させられた.片麻庫を中心にその他の症例も混じえて報告する.
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