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特集 家庭療育と自主トレーニング
家庭療育における成果と限界―通園センターの場合
Day Care Center for Disabled Children: Achievement and Limitation of Home Training
杉原 素子
1
Motoko SUGIHARA
1
1東京都府中リハビリテーション専門学校
1Fuchu Rehabilitation Professional School.
pp.605-610
発行日 1979年9月15日
Published Date 1979/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101981
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はじめに
私ども人間は,いかにして社会に適応していくかということを現代の社会では,比較的重要なこととして考えている.言いかえれば一人一人がどれだけの力強さをもって自己実現していくかということが問題になるのである.社会への適応の理論は複雑で,膨大なものである.最終的にめざす適応機能のために特に幼児の場合は,発達の過程を把握して,順序正しく指導していくことが望まれるし,成人の場合は現段階でその機能を身につけていくことが望まれる.いずれにしてもこれらの機能獲得のために,我々は真摯な態度で機を逃さず働きかけていかねばならない.ここでは主に就学前の幼児の指導について焦点をあてていく.
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