連載 福祉部門で働く医師からの手紙
通園施設からの便り
本山 和徳
1
1長崎市障害福祉センター小児科
pp.948-949
発行日 1997年12月15日
Published Date 1997/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901810
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子どもの発達を支え,日々楽しさを展開していくためには,子どもの心や発達をみるよい目が必要である.子どもが今何に関心を持ち,どのようなコミュニケーションの方法をとれば気持ちが伝わるのかということを念頭におく必要がある.発達の様々なところで様々なレベルの障害をもつこどもにおいてはしばしば,ほかの子どもとのあそびやコミュニケーションがままならない.子どもの発達が,あそびに心を奪われその瞳が輝いているときになされることを思うときに,あそびの内容やコミュニケーションの積み重ねの大切さに気付かされる.
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