連載 自治体の保健福祉活動における理学療法士の役割・14
乳幼児期のリハビリテーションにおける理学療法—通園施設の場合
田中 幸夫
1
1東大阪市療育センター
pp.370-373
発行日 1999年5月15日
Published Date 1999/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902086
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
東大阪市は,大阪市の東部に隣接する人口約52万人,面積約62平方km,全国でも有数の「中小企業のまち」である.
東大阪市療育センターは1980年(昭和55)に開設された.当市にはそれまで小規模の無認可施設しかなく,障害児(者)をかかえる保護者や関係者にとって,本格的な専門的施設の開設は長年にわたる願いであった.また,市内では統合教育・統合保育が一定進み,学校や保育所などの現場からも専門性を活用できる施設への大きな期待があった.そのようなニーズに応えるため,市は東大阪市社会福祉事業団を設立し,東大阪市療育センター(第一はばたき園・第二はばたき園)の運営を委ねた.以来,療育センターは障害児福祉の基幹施設としての役割を担ってきている.ここでは療育センターにおける理学療法士の活動を報告する.
Copyright © 1999, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.