FORUM フォーラム ふぉーらむ
適応力をもつこと/臨床実習…あと三週間
沖廣 剛
1
,
浅田 和之
2
1厚生年金高知リハビリテーション病院
2国立療養所近畿中央病院付属リハビリテーション学院理学療法学科
pp.492
発行日 1978年7月15日
Published Date 1978/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101717
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- 文献概要
ある生物が,周囲の環境に適するように,体の器官,組織を変化させることを適応という.例えば,同じ鳥の仲間でも,水中で生活する水鳥の足には水かきができ,一方草原を住居とするダチョウの脚は,木の様に太くて逞しい.
しかし,体の器官,組織の変化が,その種にとって非可逆的であるため,ある環境に適応をとげた生物は,他の環境では生活できないという一面を持ち合せている.こういう状態になることを,進化が特殊化したという.一環境に適応した結果,その種の進化が特殊化してしまい,次の新しい環境に適応できなくて絶滅した生物は数多い.
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