書評
都立府中リハビリテーション学院長 五味重春―「脳性まひ児のリハビリテーション」
津山 直一
1
1東大整形外科
pp.179
発行日 1977年3月15日
Published Date 1977/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101433
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脳性麻痺に関する書物は著書,訳書をまじえて近年かなりの数を見るようになった.今般五味重春氏が脳性麻痺児のリハビリテーションと題して著書を著わされたが,一読し,まことにこの著者でこそ書けると思われる諸事項の数々あることを痛感した.五味さんは私より入局一年先の同じ故高木憲次先生の門下であって現在は東京都立府中リハビリテーション学院長として理学療法士や作業療法士の教育に打ちこんでおられるが,現職に移られるまでは多年にわたり東京整肢療護園に於て脳性麻痺児の療育に努力をつづけてこられた方であり,今日でも我が国における脳性麻痺研究グループの指導者的立場にあって,脳性麻痺児の療育に対する変らざる情熱をもちつづけておられる方である.
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